過去ログ - ことり「白いアネモネ」
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8: ◆U3O2l/Lem6[saga]
2015/03/01(日) 05:24:37.59 ID:HgFLdlguo
【その日の帰り道】

穂乃果「ねえねえ、ことりちゃん。
    この前貸してくれた少女漫画、読んでみたんだけど、まだ私にはよく分からないよ。
    恋って、何?」

ことり「誰かのことを、好きになることだよ」

穂乃果「でも、私、ことりちゃんのことも、海未ちゃんのことも、だーいすきだよ。
    μ’sのみんなのことも、家族のことも。
    その「だーいすき」は、ぜんぶ恋なの?」

ことり「うーん、どうかな。
    ただ好きなんじゃなくて、ずっと一緒にいたいと思うこと、かな」

穂乃果「それでも、やっぱり分からないよ。
    だって私、大好きなみんなと、できればずっと一緒にいたいもん」

ことり「そうだね。
    でも、『ずっと一緒にいたい』という気もちにも、色んな意味があるよね。
    たぶん、恋人どうしの『ずっと一緒にいたい』の気もちは、ほかの場合とは、ちょっと違うの」

穂乃果「どんなふうに、違うの?」

ことり「別々でいるのが辛くなるくらいに、焦がれてしまうの」

穂乃果「コガレル?」

ことり「うん、そうだよ。
    胸こがる。
    胸が焦げちゃうくらい、カーッと熱くなるの。」
    そんなふうに焦がれるあまり、そうだな……『チューしたい』とか考えちゃうの」

穂乃果「ふーん。そんなに胸が熱くなるのか。
    今の私には、まだ、よくわからないな。
    でも、恋するとチューしたくなるということは、逆に、チューすると恋した気分になれるかも。
    そんなわけで、海未ちゃん、ちょっとチューしてみてもいい?」

海未 「ちょ、穂乃果、その理屈はおかしいですよ!
    そもそも、チュー……いや、接吻はハレンチです!」

穂乃果「海未ちゃんは、ハレンチな話が苦手だね。
    でも、せめてチューくらい許容しないと、少女漫画読めないよ?」

海未 「いいんです。私は、少女漫画読まなくても。
    今のところは、ハレンチじゃない恋の話だけで、じゅうぶんです」

穂乃果「例えば、どんなお話?」

海未 「『白いアネモネ』です」



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