過去ログ - 艦息「ここが鎮守府か……」【艦これ】
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27:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 18:35:00.99 ID:FUApKhYzo

瞬間、彼のすぐ横に着弾するイ級の攻撃。

彼も心構えはしていたはずなのだが、いざ攻撃を受けると動けなくなってしまっていた。


提督『おい? 聞いてるか? おーい!』

「! ……っ!」


彼は提督の声で自分を取り戻すと、慌ててイ級に対し横に向き直り動力を全開。

直前まで彼が居た所にイ級の砲弾が着弾した。

それを後ろに見ながら提督に返答する。


「聞いてる。あっちに先に攻撃された。今から応戦する」

提督『なんで!? あっち気づいて無いんじゃなかったの!?』

「ばれたんだよ。こっちが見えるんだからあっちからも見えるんだ。当たり前だった」


無線で彼と提督が話している間にも絶えずイ級の攻撃は飛んできていたが、どれも彼に当たることはなかった。


(そもそも最初の攻撃も外したし、砲撃の精度は大した事ないな)

(このまま動き続ければ被弾の可能性は低いか)


彼も負けじと移動しながら手元の連装砲をイ級に向かって1発、2発と撃つ。

が、いずれもイ級に近い所には着弾するものの当たることは無かった。


(やっぱりそう上手くはいかないか)


性能のテスト――もとい訓練で、静止している的や規則的に動く的に当てる技術はなかなかの物を彼自身自負していたがそこは実戦、様々な要素が彼の邪魔をしている。


(あちらの攻撃は気にしなくていいような物だし、落ち着いて戦えば大丈夫だろう)

「せいぜい俺の練習台になって貰うぞ!」

提督『おーかっくいー』

「……切っていいか?」

提督『ごめんなさい』


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