36:名無しNIPPER[sage]
2015/03/03(火) 00:33:52.02 ID:mcjyyjUNo
そのまま続く首元へのすりすり攻撃に耐えながらも、私は古谷さんの目が光を失っていくのを見てしまった。
綾乃「や、違うわよ!? 昨日のはそういう意味で言ったんじゃ……!」
向日葵「好き……!? 昨日……!?」
綾乃「古谷さん待って、これは誤解なのよ! ちょっとした行き違いというか、ニュアンスの違いというか……!」
千歳「綾乃ちゃんホンマなん!? もうウチ二人のことそういう目でしか見えへんようなるで!?」
綾乃「千歳も落ち着いて! 好きっていうのは、一人の後輩としてというか、ちょっとした秘密の共有というか……!」
必死に誤解を説明する。困ったことに、全然誤解じゃないのが悩み所だ。大室さんを好きと言ったことに嘘はないし、むしろそれをちゃんと受け止めてくれた大室さんに対して、失礼な対応をとってしまっている。
大室さんのことは前よりもっと好きになったけど……今の尋常でない古谷さんを見てしまうと、嘘をついてでも弁明したくなってしまった。
しかし日頃から嘘を並べるなどしたことのない私だ。取り繕うとするたびに不自然になり、結果的に自分でも意味のわからない状態になってくる。
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