過去ログ - パワプロ「あ、そうだ。今日○○の誕生日だ」 2
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2:1[saga]
2015/03/03(火) 00:50:08.87 ID:ZvzEzxEn0

 皆とのお祝いを終えて、気づけば夜になっていた帰路の途中、僕の携帯にメールが届いた。受信したメールの送り主の名前を見て僕は受け取ったプレゼントを落とさないように持って走り出した。
 

 空に点々と輝く星々の下、僕はいつも彼と待ち合わせをする公園に着いた。でもそこに彼の姿が無い
 メールを送った本人が遅れるのはどうかと思うけど、これは仕方ないこと。彼は沢山のアルバイトをして家族を養っているんだから
 彼と初めて出会ったのは私が少年野球時代の試合だった。彼は雅君と同じ所属で最年少ながらもチームのエースだった
 その彼と付き合い始めたのは僕が中学2年生の時、正確にはその初めて出会った日の夜に僕が彼に好きと告げた日から・・・
 

 あおい「・・・懐かしいなぁ」


 僕は星空を見上げながら呟く。
 そんな時、公園の入り口から誰かが走ってくるのが見えた。背丈の高くて、何かを抱えながらこっちに向かって走ってきている


 「す、すみません!先輩、遅れました!」


 あおい「ううん、僕もさっき来たんだよ。リョー君」


 彼の名前は友沢亮君。帝国実業高校で現キャプテンのエース・・・だったけど、肘を故障してピッチャーからショートにコンバートしている。


 友沢「そ、そうですか・・・。あ、誕生日、おめでとうございます」


 あおい「うん♪ありがとう、リョー君」


 そう言うと僕はリョー君にギュッと強く抱き着く。リョー君は少しよろめきそうになったけどすぐに踏み止まる。
 さすがはプロ野球を目指しているだけあってか足腰が強い。
 リョー君は最初は戸惑っていたけど、僕に微笑みながら抱きしめてくれた。


 あおい「温かい・・・」


 彼の温もりを逃さない様に抱き返す。彼の香りや、筋肉質な体に触れて僕は幸福感に浸る


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