過去ログ - 【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part1-2【安価・コンマ】
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479: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/04/05(日) 22:40:39.00 ID:LYFhCEZCO
〜〜夜・広瀬家〜〜


貴方「んじゃ、後は俺が責任持ってこいつを送ってくっから。お疲れ様、康一くん。今日はゆっくり休んでくれ」

康一「はい。先輩もわざわざ、ありがとうございます」

貴方「いや、結局俺は何にもしなかったし……」

康一「そんな、先輩のお陰で誰も怪我せずに済んだんですよ。先輩がいてくれて助かりました」

康一くんはそう言ってくれるが、きっと俺がいなくても彼は上手く戦ったんだろう。改めて、彼のことを見直さなくてはならないかもしれない。

玉美「康一殿!! 50万は持って来れませんが、この小林 玉美。あなたに着いていきますッ!! あなたさまの心意気! 精神力に感服したのでありますッ!!」

なぜかあの後、玉美は康一の舎弟になるということになってしまった。なんでも、彼の『男らしさ』に感激しちゃったという。

康一「う、うん。とりあえず、もうスタンドをこんな事には使わないようにね。それじゃぁ、また明日」

貴方「あぁ、またね」

玉美「康一殿! ごゆっくり、お休みくだせぇ!!」

俺は自転車を押しながら、玉美と一緒に広瀬家を後にした。


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玉美「んじゃ、俺のアパートはここだから。……まさかマジに着いてくるなんてな」

貴方「康一くんと約束したからね。さっきも言ったけど、敵対してるスタンド使いがいるんだ。もしかしたら、もう気づかれてるかもしれないんだ」

玉美「ふーーん……俺には関係の無い話だけどねぇ……てめぇらでなんとかしろよ? 康一殿に迷惑かけんじゃねぇぞ!」

貴方「それは、お前もだろう? これからどうするんだよ」

玉美「ふん。知り合いの仕事を手伝おうかと思ってんだよ。あ、ちゃんとした仕事だかんな! 集金の仕事だよ!」

……借金取りか。まぁ、スタンドも使えるし、合ってるけど。

貴方「あっそ……まぁ、いいけど」

玉美はアパートの階段上がり、部屋の前でこちらを見る。

玉美「……なぁ、なんか聞きたそーにしてんだけどよぉ、さっきから。なんだよ、言ってみろって『先輩』によぉ〜」

貴方「…………さっきさ、康一くのお母さんは……彼を『信用した』よね…… 母親ってのは、みんなああいうもんかなって。 自分の息子のことをあんな風に思うものなのかな」

玉美「あん? いや、俺の親だったら信じねぇだろうな。やっぱ、アレは康一殿の人徳ってやつじゃあねぇかな?」

貴方「……そうか、そういうものなのか。わかった。あんがと」

玉美「? そんなこと? まぁ、別にいいけどよぉ。んじゃ、またな貴方」

貴方「あぁ、また会うことがあればね」

そう言って、俺は玉美と別れて帰路に着いた。

……もし、俺の母親だったら、なんて言うだろうか。俺はそんな意味もない問いを、自問自答し続けていた。


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