過去ログ - 【Fate】ギルガメッシュ「安価で聖杯戦争、か。ふ―――足掻いてみせよ」
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830: ◆.thx41UQwK3a[saga]
2015/03/12(木) 02:57:01.94 ID:ZfkWuP3ko






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　　　　　　　　　　　　Y |＾ヽ :｜ 从j'´　　´　　　　　　ヽ　　　　　爪　　　　　そんじゃあ次はアンタだ。
　　　　　　　　　　　　 弋| （ 从{　　　　 　 　 　 　 　 　 ′　　 　 '
　　　　　　　　　　　　　　＼　乂　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ノ　 /　　　　　　 アンタほど可愛い子なら、きっと辿り着けるって俺思うんだ！
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽー 、　　　　　　　　　　.　　´　　 /
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 } : .i|`　.　　 　 　 ｰ　´　　 　 　 /　　　　　　　　ね、だから手伝ってよ！
　　　　　　　　　　　　　　　 丿: 从　　｀ : . .　 　 　 　 　 　 . '
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　 　 　 　 _　__ __＿＿__｀アヽ; . ; . ; . ; . ; ./.;.;.;.; . ;|　　 i;.;.;.; . ;/.;.;.;.;.;│　 手伝ってどうしろと言う。そもそも、この男に手伝うということは何を意味する。　 │
　　　／´.　;　.　;　.　;　. ; . ; . ;＼; . ; . ; . /.;.;.;.; . ; .|　　 {;.; . ;/ .;.;.;.;.;.;│　 ―――決まっている。この壊れた男に、壊される。　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
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　　　　　精神も肉体も想像もしたくない暴力に、形状を保つことさえ不可能になる。
　　　　　一縷の望みも有りはしない。有るのは、底冷えするような冒涜的な死だけだ。
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　　  ┌─────────────────────────┐
　　  │ ああ、しかし。足は恐怖で、歩く力を失っている。　　　　　　 │
　　  │ 腕はガクガクと震えを刻み、そこらの草木よりも頼りない。  │
　　  │ もう死ぬしかないのだ―――。　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　  └─────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│  だが、諦めきった自分をもう一人の自分が必死に叱咤する。  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│  こんな理不尽なことで死ぬことは許されない。　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│  こんな無邪気に折れることだけは、許してはいけない。　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────────────────────────┘



　　　　　　　　　　　　　　　　　―――だが、自分には何もないだろう？

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