過去ログ - 【艦これ】鎮守府にウルトラマンギンガが着任しました!【】
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9: ◆I0reoLq2wU[saga]
2015/03/04(水) 19:39:47.05 ID:VSOzhqKz0
雷「響姉!!」

響「雷!司令官は?」

雷「なんとか見つけたわ!でも瓦礫の下敷きになってて私たちじゃあどうしようもないの…。」

響「そうか…。私も手伝っ…!?」

巨人と新種が戦っているほうから轟音が響く。
新種が大量の海水を巻き上げたのだ。その海水が一瞬巨人の視界を奪ったのだろう。巨人の動きが止まった。その隙を新種が見逃すはずがない。巨人の脇をすり抜け、こちらに向かって猛スピードで突進してくる。

雷「な…!あいつあの巨人に勝てないのを悟ってこっちに特攻を仕掛けてきたの…!?」

もうすぐそこまで迫っている。急いで振り向いてこっちに気づいた巨人が全力で走っても追いつけるような距離ではない。さっきのように巨人に守ってもらうことはできそうになかった。そして私たちの攻撃で新種を怯ませることなどできないのはわかりきっていた。

響「ここまで…か…。」

私は一瞬俯いた。しかしすぐに気持ちを持ち直した。

響(せめて最後は、まっすぐ前を向いて死のう。)

そう思い顔をあげる。

響「え?」

巨人が…新種に追いついている。走ってではない。浮いていた。



??「これでトドメだ!!」

??「ギンガセイバー!!」




巨人の身体の部位が白く輝き、次の瞬間新種の身体は真っ二つに分断されていた。巨人の腕から光の剣のようなものが出現し、新種を切り裂いたのだ。
分断された新種は海へと没し、二度と浮上してこなかった。

雷「す、すごい…。」

しばらく呆然と巨人を見上げていた私たちだが、すぐに我に帰った。

響「司令官!!」

雷に案内され、司令官が下敷きになっている瓦礫の山に急ぐ。

潮「あ…響さん!雷さん!」

響「司令官は?」

電「ここなのです!…でも…。」

かろうじて瓦礫の隙間から確認できた。生きてはいる。でも時間の問題だ。

暁「あたしたちじゃどうすることも…。」

時雨「まだだよ、まだあきらめない。もうだめかと思ったけどなんとか生きているんだ。方法を探そう。」

雪風「すみません…私にできるのはしれぇを見つけることだけみたいです…。」

島風「このなかじゃ一番小さいんだから仕方ないよ。私もなにもできない…。」

各々が考えをめぐらせたがどうすればいいのか検討がつかなかった。まさか砲撃で瓦礫をどかすわけにはいかない。司令官を巻き込んでしまう。
全員が頭をかかえ、もう無理かもしれないという雰囲気になりかけた。そのときだ。

ズゥゥン

地面が揺れ、全員が辺りをみわたす。

暁「あ…。」

先ほどの巨人がこちらを見下ろしていた。

考えるよりも先に身体が動いた。



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