過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」
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9: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/03/04(水) 20:39:18.42 ID:QsoFumZ+0
問答の末に、吹雪は眉間に皺を寄せて舌まで出してきた。
子供っぽい仕草だとは思うが、同時にそれは吹雪の意志が強固なものの証左でもある。

つまり吹雪は、冷静な話し合いを続けようとしているのだろう。
その上で、きっちりと俺の提案を断る気でいるのだ。その為には俺の感情を必要以上に昂ぶらせてはいけない。
だからそんな仕草を混ぜて、それを防いでいる。

素直な子だ。
それに加えてつくづく、良く気が回る子だ。

吹雪「第一、司令官、分かり易すぎますよ。練度が限界に達した私に、執務室に艤装を装着したうえで来るように、だなんて」

提督「む」

仮に私がお受けするつもりだったとして、ムードもへったくれもないじゃないですか。と、吹雪。

確かにそれに関してはぐうの音も出ない。
へったくれ、だなんて言葉を女の子が使うことに対する是非は一旦置くとして。
現実問題、そんな俺の浅慮は、どういう理由かはともかく俺からのケッコンカッコカリの提案を断るつもりだった吹雪に、その心構えと先制のチャンスを与えることになってしまった訳で。

吹雪「まあ、私は助かりましたけれど」


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