過去ログ - 【咲】京太郎「世話焼きな先輩」美穂子「気になる後輩」
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127: ◆QWOkgqUH0o[sage saga]
2015/03/18(水) 02:25:05.66 ID:JzYjiogho
――団体戦前夜

美穂子「いよいよ明日ね……」

高校生活最後のインターハイ、出来る事はしっかりとやってきたはずだ。

昨年は龍門渕に破れ風越の連続優勝も途絶えてしまった。

私自身、副将戦で相手を抑えるのが精一杯で他の事まで気が回らなかった。

でも今年は違う。

私を慕ってくれる頼もしい仲間が居る、私も気持ちに余裕が持てる。

正直、キャプテンに向いているだなんて私は思っていない。

人の面倒をみたりお節介をするのが好きなだけ。

最初に言われた時は辞退しようとも思ったわね。

でも、今は引き受けて良かったと思える。

私達が長野最強だと証明してみせるわ。

美穂子「清澄高校、どうなのかしら」

ふと頭の中に須賀くんの顔が過ぎり彼の在籍している高校の名が浮かんだ

今まで部員が足りなくて団体戦に出たことはない、未知数の高校

初心者とは言え全く打てないという程ではなかった須賀くん。

その彼が訳の分からないうちに飛ばされたりしたって言っていたのを思い出す。

警戒はしておくべきね……。

美穂子「須賀くん、か」

最初に声をかけたのはただの偶然。

買い出しに行った際に困っている様子だったのを見かけたから、ただそれだけ。

立派だなんて言われて驚いたし恥ずかしかったわね。

次にあったのも買い出しの時。

その時に須賀くんの境遇を聞いてつい声を荒らげてしまった。だって許せなかったんだもの。

そこで須賀くんに教える約束を取り付けたのだけど、今になって考えてみればかなり強引だったのかも……。


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