過去ログ - 【咲】京太郎「世話焼きな先輩」美穂子「気になる後輩」
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225: ◆QWOkgqUH0o[saga]
2015/04/02(木) 03:34:00.53 ID:dQqUloRIo
美穂子「須賀くんはまだみたいね」

待ち合わせ相手がまだ来ていない事を確認しベンチに腰掛ける。日差しはやや弱まり心地よい。
昨日、携帯電話を買いたいから付き合ってくれないかとお願いしたら快く了解してくれた。
最初はお母さんや友達、部の後輩達と一緒に行けばいいかなと思っていたんだけど。
須賀くんと電話で話しているうちに自然とお願いしてしまった。
なんでそうなったのかは今でもよく分かっていない。
須賀くんにも言ったように男の子なら詳しいと思ったから、なのかな。

美穂子「それにしてもお母さんってば……」

いきなりデートだなんて言うんだもの、びっくりしちゃったじゃない。
ただ買い物に付き合ってもらうだけなんだから。
須賀くんもそんな事思ってないだろうし。
思ってても引き受けてくれたのかしら、なんてそんな事考えても仕方ないわね。

美穂子「デート、ねぇ」

須賀くんはデートってしたことあるのかな。
明るくて人当たりもいいしやっぱりあるのかしら。
マスターや店員さん達とも私の知らないうちに仲良くなっていたみたいだし。
清澄の人達もみんな可愛かったり綺麗だったりしたものね。
それに須賀くん、優しいから……。

――くじさん」

美穂子(いけないわ、つい泣いちゃった時の事を思い出しちゃった)

京太郎「福路さん、おーい」トントン

美穂子「きゃっ す、須賀くん。いつの間に?」

京太郎「ついさっきですけど、声かけても福路さん気付かなかったもんで。何か考え事でも?」

美穂子「だ、大丈夫。大した事じゃないから」

美穂子(言えるわけないじゃない!)

京太郎「それならいいんですけど。体調悪いとかじゃないですよね?」

美穂子「ええ、全然元気だから平気よ」

京太郎「わかりました。それよりお待たせしちゃってすいません。HRが長引いてしまって」

美穂子「大丈夫よ、そんなに長く待っていたわけでもないから」

京太郎「ありがとうございます。それじゃあ行きましょうか。」

美穂子「はい。今日は付き合ってくれてありがとう。よろしくお願いしますね」

京太郎「いえいえ。福路さんが気にいるのがあるといいんですけどねー」

美穂子「あ、そういえば昨日聞かれたのは確認しておいたの。ここらしいわ」

京太郎「お、それなら俺と同じとこですね。なら他よりは分かるかな」

美穂子「それは良かったわ」

京太郎「買うのが決まってる場合だと家電屋の携帯コーナーのほうが安いこともあるんですけど」

京太郎「今回の福路さんは実物を触ってみて決めるのがいいでしょうからショップのほうがいいですね」

美穂子「そうなの?」

京太郎「家電屋の場合だと実際に操作出来るのがある程度限られてるんですよね」

美穂子「なるほど」

京太郎「後は店に付いてから説明しますね、行きましょうか」

美穂子「ええ」


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