過去ログ - 【W】翔太郎「車のライダーだと?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」【ドライブ】
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1: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/05(木) 23:57:10.58 ID:qIxgziZY0
三条脚本が大好きで、Wとドライブのクロスものを妄想カキコ。
遅筆だけど暇潰し程度に読んでいただけるとありがたい。

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2: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/06(金) 00:11:18.47 ID:bxhRKLht0
ここは、人々を温かく包み、見守る優しい風の吹く街、風都。

しかし善だけではない、時には悪の渦巻く風が、この街を泣かせることもある。

???「クソッ、こんなところで捕まるかよ!」
以下略



3: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/06(金) 00:18:13.59 ID:bxhRKLht0
エイプ「何をぶつぶつ言ってる貴様!」

そんな俺達のやり取りにしびれを切らしたのか、エイプは常人の数倍もの脚力で飛び上がると、鋭い爪を光らせて飛び掛かってくる。

翔太郎「っと! 厄介だなあの力」
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 00:21:10.56 ID:YzaXw1Vqo
ほう


5: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/06(金) 00:22:37.69 ID:bxhRKLht0
エイプ「ふん、このような攻撃が当たるか!」

しかし、エイプは猿特有のすばしっこい動きで次々に弾丸の雨を掻い潜ると、ビルの谷間を右へ左へ飛び移りながら移動する。

だが、それが俺達の狙いでもあった。
以下略



6: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/06(金) 00:35:14.28 ID:bxhRKLht0
翔太郎「猿も木から落ちる……ってか」

フィリップ「何だいそれ」

翔太郎「ん、知らねえのかフィリップ。日本のことわざって奴さ」
以下略



7: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/06(金) 00:42:51.83 ID:bxhRKLht0
翔太郎「ふう」

フィリップ「それじゃあ僕は早速ことわざを調べるよ翔太郎。ああ、ゾクゾクするねえ」

翔太郎「おお、あんまりはまりすぎんなよ」
以下略



8: ◆iB6GbR.OWg[sage sage]
2015/03/06(金) 00:51:59.48 ID:bxhRKLht0
???「ふむ、まだ試作品の段階ではこの程度が限界ですか」

突然の怪現象に困惑する俺の目の前に、俺と同い年に見える、全身白い服に包まれた青年が姿を現す。こいつ、何で自由に動けて……それに、この格好……まさか。

翔太郎「財団X!」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 01:25:33.41 ID:TYO9UDWAO
いいね


10:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 08:08:46.93 ID:jrYXxtQ1o
面白そう、期待


11: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/06(金) 12:31:59.52 ID:HVK1AvUkO
翔太郎「……ってわけなんだよ」

亜樹子「ほえぇーそんなことがあったんだ。なんだか宇宙空間みたいだね」

フィリップ「物体の動きがスローモーションになる現象か……それにその謎の青年という人物も気になるねぇ」
以下略



12: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/06(金) 12:39:34.09 ID:HVK1AvUkO
翔太郎「どうしたサンタちゃん!」

風都の街に住む年中サンタの風貌をしたこの中年男性は、端から見れば変質者かもしれないが、彼もこの街を愛する俺の協力者の一人だ。

サンタちゃん「いやね、さっきウォッチャマンと風麺にいってたらさぁ……」
以下略



13: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/06(金) 12:46:57.47 ID:HVK1AvUkO
服に着いたらコーヒーを拭いながらも、突っ込みを忘れない亜樹子。

ともあれ、俺は慌ててウォッチャマンに手を貸すとその男性をソファに寝かせる。良く見ると衣服も所々破けてボロボロだ。シルクハットを目深に被って顔が良く見えないが、渋い雰囲気の漂う男だと感じた。

ウォッチャマン「ふぅー、疲れた」
以下略



14: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/06(金) 12:59:44.23 ID:HVK1AvUkO
翔太郎「という訳で、このおっさんをしばらく預かることになった」

亜樹子「どういうことやねん!」

翔太郎「あだっ! テメェ亜樹子ぉ!」
以下略



15: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/06(金) 18:01:36.97 ID:HVK1AvUkO
亜樹子「それにしても起きないねぇこのオジサン」

相変わらずソファに横になったままぴくりともしない男に、亜樹子がおずおずと近付いて様子を伺っている。

翔太郎「おい、おんまりいじくるんじゃねぇぞ」
以下略



16: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/06(金) 18:09:30.52 ID:HVK1AvUkO
そう言われてまじまじと見てみると、なるほど確かにソファに寝ている男の姿に既視感を覚える。なんだろう、すごく懐かしくて、それでいて悲しい気持ちになる。

相反する2つの気持ちに戸惑う俺を尻目に、亜樹子がシルクハットのつばに手を掛けた。

翔太郎「あっ、馬鹿!」
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:41:07.02 ID:IhG1dQudo
この展開、wktkせざるを得ない


18: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/07(土) 09:21:11.05 ID:T9ikch7OO
亜樹子「ど、どいういことよ、これ」

沈黙を破ったのは鳴海荘吉の実の娘である亜樹子だった。いつもの元気な様子からは一転して、動揺が見てとれるほど表れている。

無理もない。死んでいたと思っていた父が目の前にこうして眠っているのだ。
以下略



19: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/07(土) 09:29:17.48 ID:T9ikch7OO
「ん……」

動揺する俺達の前で、とうとうその男は重い瞼を持ち上げた。ゆっくりと上体を起こし、優雅な所作でシルクハットを取ると、亜樹子、フィリップと1人ひとり確かめるように見回していく。

そして遂に、俺とおやっさんに良く似た男と視線が交差した。瞬間、あの日の出来事が走馬灯のように甦る。
以下略



20: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/07(土) 09:56:09.79 ID:T9ikch7OO
――某国某所

???「大変ですクラーク博士!」

ノックもせずに研究室に飛び込んできたその男に、モニターの前にいた青年は怪訝な顔で振り替える。
以下略



21: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/07(土) 10:12:34.27 ID:T9ikch7OO
――side ドライブ

進ノ介「はぁ、風都……ですか?」

本願寺「そうなんですよぉ、いやね、何でも風都の照井竜っていう刑事から捜査の依頼が届きまして」
以下略



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