過去ログ - 【W】翔太郎「車のライダーだと?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」【ドライブ】
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38: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/08(日) 01:27:49.82 ID:S7sNrfqMO
照井「とにかくこいつらを倒すぞ!」

剛「了解、竜兄さん!」

アクセルとマッハは同時に腰を落とすと、地面を蹴って互いに直線上のバットドーパントとコブラ型ロイミュードへ一気に間合いを詰めた。

バット「ギイッ!?」

照井「ハァッ!!」

バットドーパントはくないのような武器を横一線に薙ぐが、照井刑事はアクセルの足に付いた車輪で体を回転させながら攻撃をかわすと、手にした剣で返しの一撃を見舞う。

あれは確か照井刑事の持っていたエンジンブレード……あまりの重さに驚いていたが、成る程仮面ライダーの武器だったのか。

剛「やるねぇ竜兄さん!」

コブラ「グオオォ!」

剛もマッハの俊足を活かしてコブラ型ロイミュードのパンチをいなしながら、ゼンリンシューターを打ち込んでいく。

照井「戦闘中に油断をするな!」

剛「はいはいっと!」

互いに相反する性格の2人だが、狭い路地でも背中合わせに体を合わせながら、抜群のコンビネーションで敵を追い詰めていた。

照井「一気に決めるぞ!」

照井刑事はそう言うと、別のメモリを取り出しエンジンブレードに差し込む。

エンジン! マキシマムドライブ!

次の瞬間、エンジンブレードが高熱を帯びたように赤く光り、アクセルの体が蒸気に包まれる。

剛「了解!」

剛もベルトのシグナルバイクのスイッチを押すとベルトに再装填した。

ヒッサーツ! フルスロットール!

バット「ギィィ!!」

堪らずといったようにその場から退避しようとしたバットドーパントは、それよりも早く接近したアクセルにAの字に切り裂かれた。

照井「絶望がお前のゴールだ……」

剛も同時に空中に飛び上がると、同じく背中を向け逃げ出していたコブラ型ロイミュードの図上で高速回転し、その勢いのまま蹴りを叩き込んだ。

剛「くらえ!」

バット「ギャシャアアアア!!」

コブラ「グアァアアアアア!!」

同時に必殺技を喰らった2体の怪人は、壁際まで吹き飛ばされると爆発四散した。

剛「ほい終了っと」

照井「いや、まだだ!」

変身を解こうとしていた剛を、照井刑事が引き止める。私も慌てて怪人達がいた方向に目を向けると、そこにはバラバラの体が融合を始めるバットドーパントとコブラ型ロイミュードの姿があった。

剛「ちょ、そんなのってあり!?」

照井「構えろ、来るぞ!」

唖然とする私達の前で、やがて1つの集合体になったそれは、言うなればバットドーパントとコブラ型ロイミュードのキメラのように見えた。

キメラ「グルルルル……」

剛「くそっ!」

先手必勝と言わんばかりに、剛がマッハの瞬発力で殴りかかる。

剛「なっ!?」

しかし、それを軽々と受け止めたキメラは、耳をつんざくような咆哮を上げた。

「ギシャアアアアア!!」




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