過去ログ - 【W】翔太郎「車のライダーだと?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」【ドライブ】
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40: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/08(日) 02:01:27.58 ID:S7sNrfqMO
トライアル!!

レースのカウントダウンと発信音と共に、青い装甲に換装を終えたアクセルが現れる。次の瞬間、目にも止まらぬ速さで駆け抜けたアクセルは、キメラの顔面に数発のパンチを叩き込んでいた。

キメラ「ギャアッ!」

剛「っと、サンキュー竜兄さん! 姉ちゃんこれを!」

剛がシグナルマガールを私の腰の銀色のホルスターに直接投げ渡す。それが収納された瞬間、体の自由が取り戻された。

霧子「ありがとう剛!」

照井「剛、このタイプの敵はスピードで翻弄するんだ。手数の多さで圧倒するぞ!」

剛「了解!」

照井刑事が剛の横に立ち拳を構える。まさか、先程のキメラが生まれる瞬間にあの装置を準備していたというのだろうか。その機転から、彼の潜り抜けてきた死線の数が垣間見えた。

剛「にしても重加速の中を高速で移動できるなんて、さすがは俺と同じバイクのライダーだね!」

照井「話は後だ! はぁっ!」

剛「着いていくよ竜兄さん!」

超高速で駆け出した2人は、円を描くようにキメラの周囲を駆け抜ける。

キメラ「ガ、ギギッ!?」

キメラは余りの速さに翻弄され、完全に2人の姿を捉えられずにいた。そうしている間にも、アクセルとマッハのパンチとキックの応酬がキメラを襲う。

キメラ「グゥオオオ!!」

痺れを切らしたキメラは、円に向かってがむしゃらに突進していった。

剛「今だよ竜兄さん!」

シグナルトマーレ!!

しかし、それをマッハが全身で何とか受け止めると、手にしたゼンリンシューターから、シグナルトマーレの光線でキメラを釘付けにする。

照井「これで決める!!」

キメラの背後に現れたアクセルがトライアルと呼ばれたメモリのスイッチを押し天へと放った。

照井「ハアアアアアァァァ!!」

ストップウォッチのカウントが刻まれる中、アクセルは華麗な足裁きでキメラに10発、20発と蹴りを浴びせた。

メモリのカウントが9.8秒を刻むと同時に、アクセルは振り替えるとメモリをキャッチしキメラに背を向けた。

照井「タイムアウトだ」

キメラ「ギャアアアアア!!」

Tの字に爆発したキメラは、今度こそ跡形もなく消し飛んでいった。


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