過去ログ - 【W】翔太郎「車のライダーだと?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」【ドライブ】
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54: ◆r0ftaGgSPOUQ[sagesage]
2015/03/10(火) 23:37:54.95 ID:Ppn1Ldn2O
翔太郎「ぐっ……」

ゆっくりと地面に着地した俺は、なんとか体を起き上がらせる。この空間のおかげで叩き付けられることは回避されたが、それでも目の前の脅威は消え去らない。

753号「まずは見せしめにあなたから始末しましょう」

翔太郎「なっ」

753号は立ち上がろうともがく俺に、光弾の標準を合わせた。

フィリップ「翔太郎!!」

亜樹子「翔太郎君っ!!」

フィリップと亜樹子が悲痛な叫びを上げる。

753号「自分の意識がゆっくり遠退くのを感じながら……死になさい!」

その言葉を合図に、放たれた光弾が眼前に迫る。くそっ、こんなところで……

翔太郎「[ピーーー]るかあぁ!」

次の瞬間殺到した光の弾が視界を覆い、凄まじい爆音と土煙が辺りを包み込んだ。

亜樹子「う……そ」

フィリップ「翔太郎……翔太郎ぉお!!」

亜樹子は脱力したように呟き、フィリップは体を必死に動かし叫ぶ。そして、暫しの静寂が訪れた。

翔太郎「……」

翔太郎「……ん、あれ」

きつく目を瞑っていた俺は、ゆっくりと瞼を持ち上げる。体は……何ともない、なんで。

ハッと前を見るとそこには。

俺を庇うように立つおやっさん似の……いや、おやっさんの姿があった。

荘吉「よぉ翔太郎、怪我はねぇか?」

翔太郎「おやっさん……おやっさぁん!」

感極まった声で、俺は叫ぶ。両目からはゆっくりと涙の滴が零れ落ちた。


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