過去ログ - 【W】翔太郎「車のライダーだと?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」【ドライブ】
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67: ◆r0ftaGgSPOUQ[sage saga]
2015/03/22(日) 23:41:39.22 ID:aPf8UCxu0
ベルトさん「あそこだ、進ノ介!」

進ノ介「オッケー、ベルトさん!」

俺の前方約100mに、骸骨のような外骨格を模したロイミュードとそいつに襲われている市民の姿が見える。恐怖で動けないのか、シルクハットの男は後ずさり、その傍らには若い少年と少女の姿があった。

ドラーイブ! ターイプ スピード!!

シフトカーを装着し、ドライブに変身を終えると、俺はそのまま滑り込みつつハンドル剣を袈裟がけに切りつけた。突然の攻撃に成す術もなく吹き飛ばされながら、763号は近くのビルの壁面に叩き付けられる。

胸のプレートには、763号と記されていた。

763号「ぐっ!」

翔太郎「お、お前!」

ハッとしたように我に返った様子のシルクハットの青年が、こちらの姿を見て驚きを顕わにする。

亜樹子「りゅ、竜くん!? ……じゃない」

フィリップ「君は……!?」

進ノ介「話は後で! 離れてて!」

3人を庇うように後ろに置きながら、俺はドア銃を763号へ乱射する。

763号「ぐっ」

弾丸を両腕で防ぎながら、763号はこちらへ突進してきた。

翔太郎「おやっさん……まさか!」

763号「ふん、どうした、この程度か小僧!」

シルクハットの青年が何やら叫ぶが、どこか怪我でもしたのか苦痛に顔を歪め膝をつく。

亜樹子「翔太郎君!」

見たところ中学生だろうか、少女が心配そうに翔太郎と呼んだ男の肩を担ぐ。その後ろには、細身の少年の姿もあった。

ベルトさん「すでに市民を襲っていたのか。それにあの胸の番号……そんな数字はロイミュードにあるはずが……」

進ノ介「考えるのは後だぜベルトさん、被害が広がらない内に一気に決める!」

俺はハンドル剣にシフトスピードを装填する。

ヒッサーツ! フルスロットール!!

763号を見据えると、俺は地面を蹴って駆け出した。

亜樹子「止めてえ!」

進ノ介「なっ!?」

ベルトさん「進ノ介、何をやってる!」

進ノ介「くっ」

背後から聞こえた悲痛な少女の声に、俺の意識は一瞬逸れかけるが、ベルトさんの声に再び我に返るとハンドル剣を強く握りしめた。

進ノ介「喰らえ!!」

763号「ぐうっ」

横一文字に切り裂かれた763号は、片膝をつきながら踏み止まる。


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