過去ログ - 【W】翔太郎「車のライダーだと?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」【ドライブ】
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◆r0ftaGgSPOUQ
[sage saga]
2015/04/23(木) 23:14:19.77 ID:E2OTry+sO
フィリップ「姉さん」
若菜「ん……」
フィリップ「気が付いたかい、姉さん」
若菜「ライト……」
僕の問いかけに、壁に背を預けるようにして座っていた姉さんが、ゆっくりと瞼を持ち上げた。
シュラウド「ライト、ありがとう」
その横にいた母さんも、同様に目を覚ます。
進ノ介「おっ、目が覚めたみたいだな」
遠くの方で機械を調べていた進ノ介が、僕達に近付いてきて、安堵の笑みを浮かべる。
ベルトさん「どうやら怪我はないみたいだね」
フィリップ「あぁ、よかっ……ツッ!!」
2人に返事を返しながらホッと息を吐いた僕だったが、ふと違和感に気付き慌てて若菜姉さんの手をとった。
見ると、指の先から少しずつ粒子のようなものが溢れ、空気中に溶け出している。それに伴い体も消えかけていた。
シュラウド「私たちは所詮模造品。マキシマムの衝撃には耐えられないのよ、フィリップ」
フィリップ「そ、そんな……」
若菜「悲しむことなんてないわ、ライト。だって私達、偽物よ?」
フィリップ「そんなことない!!」
自分で出した声の大きさに自ら驚きつつも、僕は堰を切ったように続ける。
フィリップ「君達2人だって、僕の……姉さんと母さんだ」
シュラウド「ライト……」
若菜「ふふ、あの探偵の泣き虫が移ったのかしら。でも、ありがとう、ライト」
若菜姉さんと母さんは、もうほとんど消えかけた体でゆっくりと頷くと、涙を流している僕に手を差し出した。
フィリップ「これは……」
シュラウド「私達の力、あなたに託すわ」
若菜「コピーだから1回しか使えないけれど、あなたに力を貸してくれるはずよ」
そう言われて見ると、僕の手には、ボムメモリとクレイドールメモリが置かれていた。
進ノ介「……」
フィリップ「姉さん、母さん……」
若菜「ライト、ずっと見守ってるわ」
シュラウド「この地球の中から、いつでも」
フィリップ「……ツッ」
そして、2人の姿は完全に光に溶けて消え失せた。
進ノ介が僕の肩に静かに手をのせる。
フィリップ「ありがとう」
進ノ介「いいって」
何も言わなず慰めを送ってくれる彼にフッと笑むと、僕はごしごしと目を擦りゆっくりと立ち上がった。
フィリップ「さぁ、検索を始めよう」
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