過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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10: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:10:40.96 ID:FQujOMSOo
今のように拗ねたり、怒ったり、笑ったり、様々な反応を見せる雪風を見て司令官は確かに楽しんでいる。
だからこそ度々雪風に冗談を言ってはからかってくるのだ。
他の艦娘には見せない司令官の顔。
無機質な仮面の下に潜む喜悦は、雪風の胸を弾ませる。

(しれぇ、またいつかあのときの笑顔を見せてくださいね)

雪風も愛していると答えたときに見せた司令官の笑顔。
あれ以来見ていない司令官のとびきりの笑顔を見られるのなら。

(からかわれるぐらいなんでもありません)

そう思う雪風だった。



「で、どうしたの?」

「はい?」

「なにか用事でも思い出した? こんな夜中だけれど」

司令官に訊ねられて雪風は自分が何をしようとしていたのかを思い出す。
司令官を楽しませてあげられたことに満足して失念しかけていたが、雪風には司令官から離れてまでやらなければいけないことがあったのだ。

「えっと……」

しかし、それを口に出すのは憚られて雪風はワンピースの裾を掴みもじもじと身体を揺らす。

「ああ、トイレね。行ってらっしゃい」

「い、言わないでください!」

仕草からあっさりとなにを考えているのかを言い当てられて雪風の頬が赤く染まった。

(うぅ、感覚とかを再現したのはいいですけど、こういうところまで人間らしくしなくていいのに)

当然ただの艦艇だった頃にはなかった人間らしい生理現象に、最初のうちはとても戸惑った。
それなりに慣れてきたとはいえ、今でもまだ煩わしく思うときがある。

雪風は抱きしめられていたときとは別種の熱を覚えながら、執務室の扉にかけていった。


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