過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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11: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:11:07.73 ID:FQujOMSOo
「うっ……」

扉を開きそのまま踏み出そうとする雪風だったが、うめき声をあげてその場で踏みとどまってしまった。
すでに夜は0時を回り深夜と呼ぶべき時間帯。
鎮守府は全館消灯されて廊下には夜闇が満ちていた。

普段ならば何ごともなく行けただろうが、先ほどまで怖い夢を見て司令官に慰められていたのだ。
心まで凍てつくような恐怖の後に司令官のぬくもりを感じたばかりであった雪風に、この廊下は寒々しさに過ぎた。

「うぅ……」

唸ってみるものの恐怖心は薄れはしない。
逆に強まっていくものもあって、雪風は内股になりながらその場でせわしなく足踏みした。

「一緒に行こうか?」

「へっ!?」

いつの間にか背後にいた司令官からそう言われて、雪風は素っ頓狂な声をあげて飛びあがった。

「い、いいです!」

「あなたが良くても私は困るわ。さすがに執務室でお漏らしされるのはね」

「おもらっ……!?」

やはり司令官は無感情だが雪風は頬が焼けるように熱くなるのを感じる。

「ほら、行くわよ」

「ま、待ってくださいっ! ひ、一人で行けますぅ〜!」

言葉を詰まらせた雪風の手を取り歩き出す司令官。
当然雪風は抵抗を試みたが、あまり激しく動くと司令官の前で粗相をしてしまいそうだったこともあり無意味に終わってしまった。


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