過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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◆47gaNFJlIw
[saga]
2015/03/06(金) 00:13:57.30 ID:FQujOMSOo
「はっ、あっ、あぁ……」
ようやく全てを出し切った雪風は最後の快感にびくりと身体を震わせる。
実際には十数秒ほどのごく短い時間だったが、雪風にとっては何時間もの長さのように感じられた。
それだけ短い時間だったが、雪風の下半身は膝下まで下げた下着まで自ら流れ出たもので濡れている。
(こんなところ見られたら、もう……)
これ以上ないほどに情けなく、汚い姿を司令官に見られてしまった。
幻滅されたに違いない。雪風を途方もない絶望感が襲う。
「ちがっ、違う、違うんです、しれぇ! 雪風、雪風はぁ……!」
足が震えて立ちあがることができず、自らが作った水溜りに座りこんだまま雪風は必死に弁明した。
司令官の顔を見ることが怖くて固く閉じたままの瞼からは、涙がにじんでいる。
「……」
対して司令官は何も言わずに踵を返した。
「しれぇ!」
遠のいて行く足音を聞いて雪風はたまらず叫んだ。
雪風の胸中にあるのは見捨てられる恐怖。
かつて仲間に味あわせたそれが如何に重いものであったか、身を持って知ることとなった。
「待って、やだ! 見捨てないで!」
雪風は去っていく司令官の背に半狂乱になって呼びかけるがその歩みが止まることはない。
「やだ、やだっ……!」
今すぐ追いかけたいのに足は震えるばかりで、身体は途切れ途切れに息を吐く以外の行動がとれなかった。
心臓を鷲掴みにされたような苦しみが雪風の身体を縛る。
涙が頬を伝って水たまりに零れ落ち、小さな水音を立てた。
「ふぅ……」
その音に反応したわけではないだろうが、司令官は足を止めて一つ息を吐く。
嘆息ではなく張りつめた息を吐き出して、気持ちを落ち着かせようとしているように雪風には聞こえた。
「しれぇ……?」
司令官が立ち止ったのを見て平静を取り戻した雪風をしり目に、司令官は手洗い台の上につけられた収納棚からタオルを取りだす。
「あんまり騒ぐと誰か起きてきちゃうわよ」
そんなことを言いながら司令官は雪風の元へと戻り、手にしたタオルを差し出した。
「とりあえずこれで拭いて、お風呂入ってきなさい」
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