過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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22: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:16:47.15 ID:FQujOMSOo
「雪風」

堅く目を閉じて内なる熱が冷えるのを待っていた雪風だが、司令官の声が間近で聞こえたことに驚き瞼を開ける。
司令官はバスチェアを引いて雪風の隣に座っていた。

「な、なんでしょう?」

「それはこっちの台詞。まだ気にしているの?」

平静を取り繕うも声が上ずってしまう雪風に司令官は問いかける。

「ち、違います!」

「じゃあどうしたの? さっきからなんだか苦しそうよ?」

大きく首を横に振り水滴をまき散らしながら否定する雪風に対して、司令官は問いを重ねる。

「それは……」

雪風は口ごもった。
司令官の心配を払拭したいとは思うが、自分の浅ましい感情を口にすることは憚られる。

(嫌われたら……いや、逃げてちゃいけない)

言い訳を探そうとした雪風だったがすぐに思い直した。

(全てを伝えよう。雪風の想い、全て受け止めてくれるはず)

雪風の汚いところも、暗いところもなにもかもを受け止めて愛していると言ってくれた司令官。
そんな司令官にこの期に及んで隠しごとなどしたくなかった。

何よりも知ってほしかったのだ。
己の全てを、愛する人に。


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