過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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25: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:18:21.07 ID:FQujOMSOo
「しれぇ……」

雪風の言葉は執務室で抱きしめられていたときと同じ、ただ愛しい人の名を呼んだだけのもの。
身体の中に収まりきれない感情が漏れ出したものだ。

(今日だけで何回しれぇの愛を再確認したかわかりません)

まだ日付が変わって間もないのにと雪風はおかしく思った。

対して司令官はうつむいていた。
雪風には不安を吐きだしたことを後悔しているようにも見える。
司令官が感情を表に出さないのは生来の性格であることは事実だが、司令官という立場にいることも関係していると雪風は睨んでいた。
だからこそ、部下である雪風にそれが二人の関係に関してのものであれ、不安を口にしたことを司令官は悔やんでいる。

「しれぇ」

「雪風……」

今度は呼びかける意を持って司令官を呼ぶと、司令官も反応して顔を上げた。

「雪風はうれしいです、しれぇの想いを聞けて」

雪風は手を伸ばし司令官の頬に添える。
伝わる体温が炎にくべられる薪のように雪風の熱を上げていくのがわかった。

「雪風もしれぇを見捨てません。たとえ世界中の人間に後ろ指を指されることになっても、しれぇの側にいます」

「ゆき、かぜ……?」

「愛しています、しれぇ……」

その熱に突き動かされて雪風は身体ごと司令官へ倒れ込むようにして、唇を奪った。


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