過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
1- 20
3: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:07:09.01 ID:FQujOMSOo
「……っ!」

唐突に雪風は回想という名の悪夢から目を覚ました。

(ここは……)

寝起きで思考が混濁し自分がどこにいるのかさえも曖昧な雪風。
寝ぼけ眼を擦する雪風だが、ほんの数秒後には思考も視界もはっきりして来た。
見慣れた天井。そこは雪風が艦娘として配備されている鎮守府、その執務室だ。

長く秘書艦を務めている雪風にとって、寝所が自室ではなくこの部屋となることは普段通りのことである。

(夢……まただ)

己のいる場所を把握した雪風は今しがた見た夢を反芻する。

雪風が過去を夢見るのはこれまでにも何度かあった。
最近は頻度が減ったがそれでもまだたまにこうしてうなされることがある。
頻度が減ったきっかけは――

「まつ毛触ると起きるって本当だったのね」

傍らから聞こえた声に雪風は真っ直ぐに仰向けとなっていた身体を横に傾けた。
同時に動く視界には天井よりも低い壁と、一人の女性の姿が映る。
第二種軍装に身を包んだまだ年若いその女性は、この鎮守府の司令官だ。

「しれぇ……?」

「なに、雪風?」

煎餅布団から身を起して司令官を呼ぶ雪風。
司令官はそれに応えて雪風の名を呼び、その額を撫でた。

「起こしてくれたんですか?」

「今日は泣いてたから」

言われて雪風は頬に手を当てる。
冷たさを感じるのは夜気で頬が冷えているせいではないことを、微かな湿り気が教えてくれた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
52Res/65.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice