過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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40: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:26:06.65 ID:FQujOMSOo
「んぅ……?」

窓から差し込む朝日に雪風は目を覚ます。
ぼやけた視界に広がるのは執務室の天井。

「あ、れ……?」

ドックにいたはずだと目を瞬かせて視界をはっきりさせると、天井の染みがよく見えるようになった。
困惑しながら雪風は上体を起こす。
身体に掛けられていた布団が、煎餅布団の上に滑り落ちた。

(服もちゃんと着てる?)

陽光の元に曝された雪風の体はいつも着ているワンピースを纏っていた。
雪風に残る最後の記憶では一糸纏わぬ姿だったはずだ。

(ま、まさか、夢?)

思い至った結論に、雪風の身体がかっと熱くなる。

なんと破廉恥な夢を見てしまったものだと、枕を抱えて転げまわる雪風。
二転三転と世界が廻る中、こちらを見る司令官と目が合った。

「……っ!? お、おはようございます!」

「おはよう雪風。朝から元気ね」

腹が痛くなるほどの急制動を掛けて回転を止めた雪風を、司令官は普段通り無機質な瞳で見下ろす。

(いつもと変わらないしれぇだ)

妖艶な笑みなど欠片もない、よく見知った司令官の顔に大きな安堵と一抹の寂しさを覚える雪風。

(夢、だったんだ。そうだよね、しれぇがあんな顔するなんて……)

落胆の溜息を吐いて雪風は夢の中の司令官を思い出す。
脳を直接揺さぶるかのような甘く艶やかな声と、喜色を隠さない表情。

(い、いけないっ、こんなこと考えてるってバレたら、しれぇに幻滅されちゃう)

身体の奥で微かな疼きを感じた雪風は、慌ててそれを押さえつけるように下腹部に手を当てた。

(あ、れ?)

返ってきた感触に雪風は違和感を覚える。
掌の熱が普段よりも近くに感じられたのだ。

掌だけではない。愛用のワンピースと肌が直接擦れ合っている。
普段はもう一枚薄い壁を隔てているはずなのに。


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