2:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:35:38.70 ID:536AfWNoo
楓「眠かったらおひるねした方がいいの♪」
撫子「うーん……ちょっとだけ寝ようかなぁ。用事があったら叩き起こしてくれていいから」
楓「や、やさしく起こすの」
3:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:36:10.98 ID:536AfWNoo
ということで、今は楓と二人っきりなのである。楓はおりがみで遊んでいるが、暖かい午後の日差しと昨晩の軽い夜更かしもあって、私はついに睡魔に負けた。
ソファの上で横になる。本当に眠いときには数分でもいいから寝た方がいいのだ。5分程度でも寝ればシャッキリできる。
しかし、楓が紙を折る優しい音と、机の上に置いてあるおやつのたまごボーロの懐かしい甘い香りは私に大きなリラックス効果をもたらし、少し目を閉じるだけのつもりがしっかりとした本眠へいざなわれてしまった。
4:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:36:46.01 ID:536AfWNoo
―――夢を見た。
赤ちゃんを抱く夢。
5:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:37:13.76 ID:536AfWNoo
場面が切り替わって、今度は二人の女の子が目の前に現れた。
元気な子と、大人しい子。
6:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:37:47.41 ID:536AfWNoo
景色が切り替わり、また私は赤ちゃんを抱いている。
私の両隣には、この赤ちゃんをだっこしたいとせがむ櫻子とひま子がいる。
7:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:38:24.76 ID:536AfWNoo
そして花子が使っていたベビー用品が、古谷家へ何品か渡った。
私が幼い花子を抱いて、櫻子がひま子の手を引いて、生まれたばかりのその子にあいさつをした。
8:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:39:18.52 ID:536AfWNoo
〜
声が聞こえる。
9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:39:50.40 ID:536AfWNoo
〜
とてとてと可愛い足音が聞こえる。
10:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:40:31.44 ID:536AfWNoo
楓「あのね、ちょっと前にお電話が来てたの。撫子おねえちゃんの携帯に」
撫子「あーそう、電話ね、電話…………」
11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:41:15.71 ID:536AfWNoo
楓「それでね、撫子おねえちゃんはおひるね中だって言ったら、今から皆でこのお家に来るっていってたの」
撫子「皆で……!? この家に……!?」
12:名無しNIPPER[sage]
2015/03/06(金) 22:41:49.03 ID:536AfWNoo
撫子(やばい、なんでこんなことに……!)たたたっ
撫子「……はい」ぴっ
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