過去ログ - 「怪物は誰かと友達になりたかった」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/03/16(月) 19:20:48.89 ID:FXxuJLph0
「わわ分かった、ごめん、そんなに言うつもりは……俺に出来る事なら何でもするから……」

「ホント?!」

「え?!」


途端に天使の顔は晴れた。

気持ちいい程の切り替えの早さに体が固まる。


涙なんか一滴も出ていなかったようだ。

なにこれ、最近の天使はみんなこうなの?


「じゃあ、じゃあな、一緒に街に行ってくれ!」

「ええ?!」

「うん! まだ見たことないんだ! 麓のキラキラしたやつ!」


はしゃぐ姿は安定の天使だったが、分かっているのだろうか。

俺と街に行くというのがどういう事なのか。


「早く早く! 今からすぐにでも行く!」

「ちょ、ちょっと待ってよ」


どうやら容姿にはよっぽど無頓着なようで結構だが、世界には俺を忌み嫌う人間しかいない。

常識知らずなら、言って分からないなら体に覚えさせるしかない。


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