過去ログ - 「怪物は誰かと友達になりたかった」
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9:saga
2015/03/07(土) 02:09:49.29 ID:eA/I8H4n0
花瓶を倒した音で彼女は振り向いてしまった。
どうしてもこの姿は見せたくなかったが、などと冗談を言う隙もない。

目が合った。
満月の瞳が大きく見開かれる。

「**** ** ***** **?」

彼女はパッと立ち上がってこっちに向かってくる。
止めてくれ世界一位と世界最下位の対面が実現してしまう。

願望よりも畏怖が勝るので何としても避けたい事態であった。
硬直した身体で無理に窓の傍を離れると、這う這うの体でベッドの中に転がり込んだ。

そのまま真っ暗な世界で必死に手で顔を覆い隠して自分を守る。
何だかわからない鳥肌と震えが身体中を襲っていた。
随分と長い間人を見ていない反動だろうか。

出来るだけ四肢を折り曲げて小さくなりながら、情けない殻を作った。

表でドアを叩く音がした。


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