過去ログ - 夜更けの影送り 百合ver
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34: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/24(火) 00:06:59.17 ID:m0u5what0
肩に手が置かれる。

「なに?」

ゆきが肩もみを始めた。

「あ、凝ってるのかなって」

「今、さらに凝った」

「えー」

残念そうに、今度は肩たたきをし始めた。

「ゆき、プレゼン資料はもう終わった?」

「はい」

早いな。
彼女の手から、レジュメを受け取る。
先ほど、こちらが指示した通りだ。
上出来。丁寧な言葉遣いと色使い。

「オッケ。ちょっと、休憩がてら街でお土産用のタルト6つ買ってきて」

鞄から財布を取り出して、ゆきに放り投げた。
不細工な動きで、彼女はそれをキャッチする。

「なんか一つおごるわ」

「わーいッ」

女子高生のような声で、弾むように部屋を出て行った。
軽い女だな、ゆき。


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