14:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 01:05:53.80 ID:j6K9ZfLpO
そういうわけで、瓶と樽と皿を担いだ連中を引き連れて宿舎にもどることになった。
「なぜ隊長、言いかえさないのですか?!」
「ああ、いつものことだが今日は特にひどい」
「今からでも戻ってぶちのめして……!!」
「そうですよ! あんな奴ら一捻りです!」
いつになく怒っている。ま、あれだけの戦果をあげてこの扱いでは、しかたないか。
事前になにがあっても手を出さないように命令をしていなければ、あの酒場は今頃半壊していただろう。
「よせよせ、奴らも気が立ってるだけだ。この街の連中を叩きのめしては我々も動きにくくなるしなあ
「それに私はなるべく人と争いたくはない。この手をふるうのはあの豚どもだけで十分だ
「過ぎたことは忘れて今日は楽しもうじゃないか。見ろ、あの店主はなかなかいい酒を寄越してくれたぞ」
などなど、適当なことをいって彼らをなだめる。
宿舎についたころには、数人がブツブツいうくらいで頭の血はひいたようだった。
やれやれ。
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