過去ログ - オーク「クッ…コロセ!」
1- 20
25:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 01:19:47.90 ID:j6K9ZfLpO
その後、わたしが目を覚ますと、騎士団のテントの中にいた。

ぶかぶかの服をきていて、とてもお腹が空いて、喉が乾いていたのを覚えている。

しばらくぼうっとしていると、鋭い目つきをした中年のおじさんが入ってきた。

鋭いけれど、とてもきれいな青い瞳で、この人がわたしをたすけてくれた騎士様なのだとわかった。

わたしが目を覚ましているのをみて、水と果実を持ってきてくれた。

それらを夢中で食べて、ようやく一息ついた。

そこで、わたしがガツガツむさぼっている間も、側でじっとしていたおじさんを見た。

おじさんはわたしの目を見てしばらく黙っていたが、やがて口を開いて、謝罪の言葉を発した。

「間に合わなくて、すまなかった」

わたしはなにも言わなかった。

なにも言えなかった。

おじさんはぽつりぽつりとあの後なにがあったか話してくれた。

わたしはもう10日も寝ていたらしい。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
226Res/120.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice