過去ログ - ニャル子「ザ・ヒーローとして荒廃した世界を導きましょう」京太郎「だが断る」
1- 20
184: ◆tsGpSwX8mo[saga]
2016/04/10(日) 20:53:55.17 ID:jLwokDtz0


京太郎「初手は……これっと」


最初の1打。

その1打が醸す雰囲気だけで、実力者であるミヤナガにはあることが察知することができた。


ミヤナガ(さっきまでとは打ち筋が全然違う!?)


苦し紛れに変えてきた…と一瞬は考えたがそれにしてははっきりとした意思を感じる打牌。

彼女は感覚の目をフルに開眼させ、その打牌から醸し出されている雰囲気の正体を見極めようとした。

そして彼女は幻視する……日本人ならば誰もが知っているシルエットを。


ミヤナガ「これは……ブッダの打ち筋を模倣している!?」

京太郎「……さっきの対局でどうやったって勝てないのは理解ってます。なら、勝てる存在になりきるまでです!」

ミヤナガ「普通なら出来ないことだろうけど、この世界はイメージの影響を強く反映する場所……ある程度の補正も付くってことかな。それでも…!」

京太郎「ええ、完璧に模倣することは無理…精々50%くらいです。だから!」

ミヤナガ(今度の打牌……これは彼ともブッダとも違う!?)


ミヤナガにはもう一人、ブッダとは別の……ブッダと同様、世界的に言えばそれ以上にメジャーな人物が幻視できた。


京太郎「イエスさんの打ち筋!イエスさんの50%とブッダさんの50%、合わせてこれで100%だ!!」

ミヤナガ「その理論はいくらなんでも無理があるよ!?」


だが現に、彼はミヤナガに渡り合えている。

それはつまり彼の行動が功を奏しているということに他ならない。


ミヤナガ(強大な麻雀力で矛盾を無理やりねじ伏せてる!デタラメすぎるよこんなの!!)


圧倒的な力の前では……そんな考えをブーメランされるとは思ってもみなかったミヤナガであった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
201Res/78.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice