22:名無しNIPPER[saga]
2015/03/10(火) 01:55:24.84 ID:eIfs/RqE0
「実家を… 岡山を出てから、もう大分経ちますね」
「え…? ああ、そうだな」
依然肇は背を向けたままだったが、今度の言葉はしっかりと俺に向けられていると思った。
「こっちには慣れたか?」
「そうですね… お友達も出来ましたし、お仕事も充実してきましたから」
「それはよかった」
月並みで気の利いた返しの出来ない口を、今ほど疎ましく思った事は無かった。
『よかった』なんて、そんなの当り前じゃないか。
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