30:名無しNIPPER[saga]
2015/03/10(火) 02:11:07.88 ID:eIfs/RqE0
肩に置いていた手をそっと背に回した。
「じいちゃんの代わりじゃない… 俺を頼ってくれよ」
抱きしめつつ、耳元でそっと囁いた。
肇は、俺と祖父が違うと明言した。
俺は肇のおじいちゃんにはなれない。物理的にも心情的にもだ。
だから、もっと違う形で、お前を支えてやれたらと、ただそれだけを願った。
………勢いに任せてでも、好きだとは言えなかった俺を、世間では臆病者と呼ぶのかもしれない。
だけど、それでもいいと思った。ただ、肇にどんな形であれ、俺を頼って欲しかった。
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