34: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:42:13.52 ID:Ji5E8QnL0
とにかく着ている衣服を破き両足の出血を止めようと試みる。
父はもう手遅れだと悟っていた。
母は、託された娘の人工呼吸と心臓マッサージを行いながら、彼女の能力である自然治癒の強化を行う。
しかし、強化といってもそれは安定した血の流れと栄養を十分に摂っていなければ不十分なもので、娘に対してほとんど効果は無い。
母は泣きながら施術を続ける。
母「お願い!お願い!生きて!生きるの!」
何度も何度もそう繰り返して…。
ついに娘は息を吹き返すことは無かった。
父「せめて二人を弔おう…」
父の言葉でようやく母は動きを止めた。
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