過去ログ - 弦太朗「俺は全ての艦娘と友達になる男、如月弦太朗だ!!」
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19: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/10(火) 20:47:10.48 ID:ntK8vjHb0

その後、いろはにほへと組の連絡先を教えてもらった私は、明るい気持ちでユウキさん達と海岸を歩いて行った。

「良かったな、如月ちゃん・・・」
「はい!」

嬉しくてついスキップまでしてしまう。まるで子供みたいだった。

だけど、その幸せな気分も長くは続かったの。

砂浜から突如、巨大な怪物が静かな海面を破って現れてきた。深海棲艦だった。

それも軽空母ヲ級だった。クジラのような巨大な口と体に、ゴリラのような腕と脚が生えていた。

「グチググァン、ムッコロス・・・!!」

奇声をあげ、怪物が襲いかかる。

「まさか如月ちゃんを狙って・・・!」

「って言うかアレって船だよね!? なんで陸を動いてるの!?」

「恐らくヤツ等も進化して、陸上での活動が可能になったんだろう・・・」

「賢吾くん、冷静に解説してる場合じゃないからぁ!」

ミサイルや機銃が私たちを容赦なく襲う。

そのミサイルは私たちを掠め、街の方まで届いた。ガラスが割れ、悲鳴が上がる。たくさんの人が傷ついていく様子が簡単に想像できた。

(いや・・・、みんな傷つくのはイヤ・・・!)

そう思った私は二人の手を振り切り、深海棲艦の前に手を広げて立った。

「もうやめてぇっ!! 狙いは私でしょ? もう誰も傷つけないでっ!!」

「如月ちゃん!?」

「馬鹿な真似はよせ!早く逃げるんだ!」

二人の声が聞こえた。でも手遅れだった。私は深海棲艦の腕に捕まってしまった。

「イイガグゴドゥア・・・。マズバギザマグァラムッコロス・・・!!」

もうダメか・・・。

目を閉じたその時だった。



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