過去ログ - 弦太朗「俺は全ての艦娘と友達になる男、如月弦太朗だ!!」
1- 20
7: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/10(火) 20:31:38.40 ID:pTFetVIM0


「俺は歌星賢吾。ここの大学で宇宙について研究をしている。
それにしても、キミも如月か・・・。フルネームを教えてくれないか?」

でも私にそんなものはない。

「それが・・・、私、なぜか苗字はないんです。名前が『如月』なんです・・・」

「そうか・・・。キミについて、知ってることをできるだけ教えてほしい。できる限りで構わないよ」

丸顔の男の人は静かに尋ねてくれた。穏やかな表情から、私に気を遣ってくれてるのが分かった。

「私は鎮守府という場所で、艦娘として働いていました。深海棲艦っていう、大きなクジラみたいな怪物と戦ってたんです」

「深海棲艦か。最近、日本近海を荒らし回っている正体不明の怪物・・・」と賢吾さん。

「私が知っているのはそれくらいです・・・。そして今日、負けてしまって海へ・・・!」

暗い口調で私は言葉を紡いだ。

「海へ・・・、しずみそうに・・・!」
思い出してしまった。弦太朗さんに助けてもらえなければあそこで死ぬところだったと思うと、背筋が震えだしてきた。

怖い・・・、怖い・・・!

「だっ、大丈夫!如月ちゃん!?」とユウキさん。

「はっ、はい・・・。とにかく、私に分かるのはそのくらいです・・・」

そう言うのが精一杯だった。震えが止まらない。

「・・・辛い事を聞いてすまない。ユウキ、悪いが一緒にお風呂にでも連れて行ってあげてくれ。その間にこちらで情報を集めておく」

「うん、分かったよ・・・」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
51Res/41.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice