過去ログ - 神さま「すっげーいらない能力をあげる」
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233:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:40:35.74 ID:MBT5BS8Q0
貴族「時に君は、人がどれくらいの血液を湛えているか知っているかい?」

ヤクザ「なんだ急に」

貴族「体重が60sの男性の場合、体内の血液量は約4,8l。失ってもいい血液量は静脈血か動脈血かで全然違う。静脈では全体の血液の1/2が出血しても処置がよければ生命は助かるが、動脈では1/4が出血しても生命が危険にさらされる。分かるかい、吾輩の能力は『血を失う量』も『血を出す箇所』もすべて計算しなきゃいけないんだよ」

ヤクザ「だからどうした?!」

貴族「君に使うには1mlの血液でももったいないんだ。実力の差が分かったら、去れ」

ヤクザ「はっ、生憎その手の脅しは総じてひっくり返して来たぜ」

貴族「そうかい。まだわかっていないようだが、吾輩は君を殺すことだって出来るんだぞ」

ヤクザ「死ぬような目には何度も遭ってきた」

貴族「それは不幸自慢か? 自身の不注意の回数をひけらかすとは滑稽な」

ヤクザ「……てめぇ、死にてえのか」

貴族「何度も言ったぞ。君は吾輩を殺せない上に、吾輩は君を殺してもいいと思っている」

ヤクザ「とっくに知ってるぜ」


何と言われても引き下がるつもりはない。

貴族はヤクザの目を見て、再び天を仰いだ。


貴族「『今まで体内に触れなかっただけありがたいと思えよ』」


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