過去ログ - 【モバマスss】湯川学「アイドルか。実に興味深い」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/03/11(水) 17:27:01.17 ID:REE9KHnk0
湯川「実験は成功だ。解説は僕の研究室でする。その方が安心だ」
湯川が言う。
湯川「それからPさん、あなたの職場のアイドル達も、できれば研究室に集めてほしい」
__研究室
早苗「どうして私たちまで呼ばれたのかしら……」
比奈「さぁ……」
困惑するアイドル達と、普段より断然華やかになった研究室に目を白黒させる栗林をよそに、湯川は黒板の前に立った。
湯川「それでは、犯人がどうやって気づかれずに絵画を持ち出すことに成功したのか、解説しようか」
湯川「まず、鏡を想像してほしい。鏡はその全体を余すところなく使って、その前面にあるものを映し出す。ここまではいい。
では次に、その鏡の代わりに普通の板を思い浮かべてくれ。ただしその表面には、無数の小型カメラが隙間なく敷詰めまれている。ただし一か所だけ、カメラの配線を通すために板に穴をあけた。結果、そこにはカメラはおけなくなってしまった。
本来、鏡ならすべて映せるはずのものを、板とカメラにした場合、狭い範囲だが、どうしても映せなくなってしまう。これと同じことが人間の目にも言えるんだ。
眼球の強膜内には光を受容する細胞があり、それらが目にはいった光を識別し、信号として脳に送ることで、人間は物を見ることができる。
だがその信号を脳に送る神経、視神経が眼球から外へと通じている場所にだけ、その細胞は存在しない。哺乳類に共通して存在するその個所のことを、よく知られている言葉で『盲点』という。
ではなぜ盲点があるのに、人は欠損なくものを見ることができるのか?
それは補填作用などもあるだろうが、大きいのは人間が両目で物を見ているからだ。
盲点は左右両方の目の鼻側にある。つまり耳側の一か所が欠けるわけだ。だが両目のかけた個所が一致することはない。だから片方の目で見えなくても、もう片方の目で補える。
つまり通常は、盲点のせいで弊害を受けることはない。
ただしこれは通常は、だ。例外もある。
例えば片目で物を見ていたとき。
そう、左目をつぶっていたときだよ。
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