10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:05:52.23 ID:PfDWjKojO
海未]『......穂乃果、どうしたんですかいきなり泣いて』
ズサッズサッとダンボール同士が擦れる音がして、[海未]ちゃんが私のすぐ近くに駆け寄ってくれました
こんな状態になっても海未ちゃんは本当、優しいです
穂乃果「うん、うん......海未ちゃん、ごめんね。本当にごめんね」
[海未]『ど、どうしたんですか......謝られている理由がわからないのですが......』
穂乃果「やっとどうして海未ちゃんがダンボール被ったのか、わかったからだよ。
ごめんね。私、自分のことしか考えてないから、海未ちゃんが優しいから、てっきりこれまで通りに海未ちゃんに甘えておけばスクールアイドルもなんとかなると思ってた......」
[海未]『......穂乃果に甘えられるなら、本望ですよ』
穂乃果「ううん。そんなことない。そんなことないよ、海未ちゃん。たとえ本当に甘えてくれて嬉しいとか思ってるかもしれないけど、心のどこかで海未ちゃんはそれをツライと思ってるんだよ」
[海未]『......そんなことは』
穂乃果「なら、今すぐダンボール脱いでみてよ、海未ちゃん」
[海未]『......』
[海未]『......』
[海未]『......』
穂乃果「......」
[海未]『......』
穂乃果「......」
そのまま部屋には私と海未ちゃんのすすり泣く音が聞こえるばかりでした
いつからだろう
海未ちゃんが私たちに頼れなくなったのは
いつからだろう
海未ちゃんの居心地の良い場所が私とことりちゃんではなくダンボールの中になってしまったのは
いつからだろう
いつからだろう
いつからだろう
穂乃果の言葉が、海未ちゃんを追い詰めていたのは
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