16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:13:43.30 ID:PfDWjKojO
ようやく目的地のうみに着きました
というか、着いたらしいです
[海未]『穂乃果......起きてください、穂乃果』
私はいつの間にか眠っていたらしく
[海未]ちゃんにユサユサ体を揺さぶられてようやく目を覚ましました
穂乃果「はへぇ.....海未ちゃん......ここ......どこぉ......?」
[海未]『ちょっと寝ぼけられてると扉が閉まってしまうので......すみません、穂乃果』
穂乃果「んあぁ......!? 」
突然肩と膝にガッと[海未]ちゃんの両腕が触れたと思ったら、フワッと身体が浮きました
穂乃果「ちょ、ううううう海未ちゃん!?」
思わずジタバタと身体を動かして抵抗しました
まぁ、鍛えてる[海未]ちゃんの力に穂乃果が勝てるわけないんだけどね
[海未]『ほ、穂乃果!......う、うごかないでっ!』
そのままヒョイヒョイと電車から穂乃果を担いだまま[海未]ちゃんはホームに飛び降りました
その瞬間にプシューと背後で音がして扉が閉まってしまいました
ガタンガタンと電車が遠ざかります
その音が遠ざかるのを聞きながら
[海未]ちゃんから地面に下ろしてもらってホームのコンクリートの硬さとか、でこぼこを靴底の下に感じた時には
なんだか謎の恥ずかしさで頬が赤くなりました
幼馴染の女の子にされるお姫様だっこがこんなに恥ずかしいものだったなんて......
穂乃果「ご、ごめん。[海未]ちゃん......穂乃果、重かったよね?」
[海未]『......いえ、そんなことないです。穂乃果は軽いですよ。大丈夫。弓道の弓の方が重いくらいです』
弓道の弓の重さが私にはわからないので、そのフォローが穂乃果の中ではイマイチ、フォローになってはいなかったし
[海未]ちゃんがやっぱり普段通りの声の調子でそういうものだから
私はちょっと、心の中で「こいつ......」と毒を吐きました
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