過去ログ - 海未「しーのうみー」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:44:00.15 ID:PfDWjKojO
穂乃果の暖かさを私は長いことこの肌で感じていなかったため、久しぶりに直に触れたそれはとても暖かく、あのまま穂乃果が止めず、止めたとしても私にあそこまで冷徹に私のためを思って対応してくれなければ、私はこんなにもったいないものを無くすところだったのか、と改めて肝を冷やしました
そして、私は穂乃果に散々抱きしめ返されたあたりで気づいていたにもかかわらず、見て見ぬふりをしていたこの部屋の違和感を口に出してみました

海未「.....ところで、穂乃果。あの、部屋の片隅にいるダンボールを被った人は......」

私がそう訊ねると、穂乃果は「そうだった」と慌て、グイッと私の肩を掴んでいた腕に力を入れ、私から離れました

ダンボールからはみ出している制服のスカートから察するに、おそらくは私と同じ音ノ木坂の生徒のようですが
さらにスカートから伸びている白くて華奢な二本の足が誰のものなのかまでを推測するには情報が足りませんでした
しかし、見たことがあるような足な気もします

穂乃果「......あのね、驚かないで聞いて欲しいんだけど......実は............」

穂乃果の言い淀んだ感じから
もしかして、と一瞬にして不安になりました

私は再びダンボール女(じょ)の足に視線を移します
......あのふくらはぎ......あのふともも加減......
ジロジロ見るのも気がひけるので、視線を穂乃果に戻そうとした時
私はダンボール女の左膝小僧に昔より慣れ親しんでいた古傷を見た気がしました

海未「えっ、そ、そんな、穂乃果.................まさか」



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