過去ログ - 新戸緋沙子「私は、お前のことが好きだ。幸平創真」
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28:名無しNIPPER
2015/03/15(日) 17:34:38.66 ID:0RDY0QGc0
「ふー、見苦しい所を見せたわね緋沙子」
「い、いえ、とんでもない……」

いつもの執務室で一服してもらう。
少ししてえりな様は正気に戻った。

「で?どういうことかしら?何で幸平創真と一緒に?」
「…………」

口を紡ぐ。えりな様には伝えられない。
そもそも私自身もこの気持ちの正体をまだ決めかねている。

「スタジエールのことが何か関係しているのかしら?」
「!!」

図星を突かれ、思わず狼狽しそうになる。

「はぁ。別に私は貴女を責めている訳じゃない。実際、彼のお陰で貴女とこうして関係を戻せたのだから、その……彼には感謝しているつもり」
「えりな様……」
「でもっ!」

ぐいっと顔を寄せられ、私は思わず仰け反りそうになる。

「私が何よりびっくりしたのは、緋沙子があの少女漫画のヒロインの子と同じ表情してたってこと!」
「へっ!?」

思考が止まる。
あの漫画のヒロインと、同じ表情……?

「わ、私もあの漫画しか読んだことないから分からないけど、なんかこう、あの時の緋沙子、その、凄い可愛かった……」
「……っ」
「ま、まさか……貴女!あの幸平創真に……、その、ほ、惚れた訳じゃないわよね!?」

ドクンッ
初めて、初めて本当の核心を突かれ、身体が跳ね上がる。

「よ、よりにもよって、緋沙子が!」
「え、りな様……」



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