過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/04/03(金) 22:53:58.81 ID:dFBcxsfeO
アレクサンドラ「先鋒、宮永咲」
それは、インターハイのオーダーが発表されたときのことだった。
アレクサンドラ「一部の人には疑問が残るだろうけど、これは最終決定。異論は認めない」
淡々と告げる監督の声。冷たい面差し。一瞬、聞いているネリーすら何かの間違いかと疑った。
対して、隣に立つ咲の変化は顕著だった。最初、何かを受け入れた顔で粛々と佇んでいた咲。
その表情が徐々に変わっていき、やがておぞましいものを垣間見たように手を口に添え、瞠目する。
一連の変化を見届けたネリーの顔に驚愕が浮かぶよりも早く、咲の顔がある方に向く。
智葉だ。たったいまレギュラーを勝ち取った相手。揺れる瞳が捉えている。
咲「っ…………」
言葉にならない声が上がる。咲だ。
そのままネリーが反応を返す暇もなく走り去っていく。
一方の智葉は、事の成り行きを冷静に見守る。
ネリーには何が何だかわからない。混乱していた。
アレクサンドラ「あちゃあ、取り乱しちゃったか」
苦みばしった顔でそう言ったのは監督だった。
この場にいるのは留学生四人と智葉、先ほどまでいた咲と監督を含めて七人。誰もが何らかの理由で大なり小なり動揺している。
アレクサンドラ「……サトハ、頼める?」
智葉「わかりました」
即座に了承した智葉に頼んだ監督が面食らう。少しして「無理言っちゃってごめんね」と一言詫びる。
智葉はそれに頷くと、咲の後を追って走りだす。後ろ姿はすぐに見えなくなった。
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