過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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136:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 03:25:06.99 ID:97AaXMgaO

 ハオ、咲、ネリー、明華で卓を囲む。
 起家はネリー。全自動卓でシャッフルされた牌が配られる。

(あ、ラッキー。いきなり一向聴だ!)

三四四五八3455@@DE‐ツモ五

 ドラは3。開局親番でピンフドラ1高め一盃口の一向聴。
 一巡目は、もちろん打八。
 第二ツモが三、打5。
 これで聴牌。四筒か七筒が入れば和了だ。

(この局はもらったかな……他のみんなは聴牌してないし、字牌を整理したりしてる段階)

 相手の聴牌やツモ牌を察知できるネリーにとって、この局は自分の独壇場。そう感じるに十分な条件が揃っている。
 唯一この盤面を一気にひっくり返すのは、咲がカンを連打しての和了。しかし、その確率はそこまで高くない事をネリーは今までの経験から予想していた。

(ここは強気に攻めるーー!)

 と意気込んだものの、待ち牌を引けずツモ切りする事七牌。
 そこで恐れていた事が現実となった。

咲「カン」

咲「もいっこカン」

咲「ツモ、嶺山開花です」

 一向聴から嶺山牌を二枚引いて和了に持ち込んだのだろう。
 しかも二回目のカンは、ネリーにとって不運な事に七筒によるカン。

ネリー「うわー、アガれると思ったのにー!」

明華「惜しかったみたいですね」

ハオ「ドンマイ」

 咲は勝者の余裕を湛えて微笑んでいる。ネリーはむっとなった。

ネリー「次はアガってやるんだから!」

 次局。四巡で好形の聴牌が完成、速攻を仕掛けるもまたかわされ、咲による嶺山開花。
 さらに次の局。明華が早い巡目で聴牌した気配を察知したのでベタオリ。ハオもオリたようだった。

咲「それロンです」

明華「っ! はい」

 しかし後から追って聴牌した咲が競り勝ち、明華から直撃をとる。また咲の和了。
 そのまた次の局は、ダブルリーチしたハオがツモ切りした牌を咲がカン、嶺山開花。
 咲の独走状態だった。

ネリー「サキ、今日ノってるね!」

咲「うん。調子いいみたい」

 とはいえ、このくらいの連続和了は稀にある事。なので誰もさして気にとめていないようだった。

 だが。





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