過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
1- 20
23:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 12:14:41.04 ID:o/CamrnE0




 智葉の咲に対する敵意が、咲の冷然とした佇まいがボルテージを上げていく中、落ち着き払った声音が場を制した。

アレクサンドラ「はい。そこまで。もうちょっとみてたかったんだけど、やりすぎね」

 智葉と咲、アレクサンドラ、それに留学生の四人を除く部員の大半が青ざめた表情で震えているのを一瞥して示す。

アレクサンドラ「結論から言わせてもらうと、宮永さんの入部の件は勿論受理、別件に関しては保留といったとこかしら」

智葉「私と宮永が今すぐ打ち、はっきりさせるというのは?」

アレクサンドラ「はあ。それを狙ってやたら険悪にしてたのか。でも却下」

アレクサンドラ「まずデメリットが大きい。どちらが勝ったとしても、片方を失うリスクは侵したくない。これは部全体の戦力をかんがみての話」

 説明を聞いた智葉は不快そうに鼻を鳴らす。

智葉「私が負けると?」

アレクサンドラ「下手な芝居はやめなさい。実のところ、歯牙にもかけてないんでしょ」

智葉「…………」

 あれほど充満していた敵意が唐突に霧散する。
 幾らか穏やかになった口調で智葉は話す。

智葉「性分です。私を前にどこまで突っ張れるか見極めておきたかった」

アレクサンドラ「困った子だわ」

 言葉と裏腹に優しげな視線を送るアレクサンドラ。
 しかし、続いて話に加わった部員に内心頭を抱えた。

咲「私は本気でした」

アレクサンドラ「それが困りものなのよね」

咲「先鋒以外は考えられません」

アレクサンドラ「そうは言ってもねえ……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/901.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice