過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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29:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 12:26:59.93 ID:o/CamrnE0

 今は遠い場所にいる友達を思い出していると、膨れっ面のネリーが何やら訴えようとしていた。

ネリー「タメ口! タメ口にしないとお金を要求するよ!」

 何それ、と咲が笑う。
 そんな咲の顔を、じいっとネリーが見上げていた。

咲「え、何……」

ネリー「やっぱりサキはそうやって笑ってた方が可愛いね」

 不意に褒められ固まる。
 明け透けにものを言うのは彼女が日本人じゃない故か。
 面映ゆい気持ちになりながら、咲は話題を変えた。

咲「学校にいこうって話じゃなかったっけ?」

 随分と脱線した話題を軌道に戻し、いざ登校の準備をしようとすると、前から衝撃が襲った。

ネリー「やったー! タメ語だーっ!」

咲「ちょ、ちょっと、ネリーちゃん」

 タメ口の言い方が微妙に変わっていたが、抱きつかれた衝撃に比べたら些細な事だった。
 無理に引き離すのも失礼かと思ってなすがまま。しかし釘は刺しておく。

咲「あの……私こういうの慣れてないから、あんまり……」

 そう伝えるとぱっと離れるネリー。そのあたり、善良な気質に思えて咎める気持ちは薄れる。

ネリー「ごめんごめん。じゃあ学校いこう!」

咲「私準備してくるね」





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