過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/03/19(木) 17:54:59.75 ID:ZrCoTrCN0
(満足げに目を細めちゃって……麻雀の事になると変わるな、サキは)
ネリーは、その変化にまだ慣れないでいた。
智葉と真っ向から反目した、初めて対局したあの日など、あまりの変わりように別人に見えたほどだ。
そして咲は、文句なしに強い。
これは留学生四人の共通した感想だ。
咲「そういえば明日って祝日だよね。ネリーちゃんはどうするの?」
ネリー「うーん。特に用事もないし。学校で麻雀打つよ」
咲「よかった。私もいくつもりだったんだ」
「お弁当作ってくるね」と柔和な笑みを浮かべる咲。ネリーは、もろ手を上げて喜んだ。
ネリー「やったー。ありがとう、サキ!」
咲「ううん。私も誰かに食べてもらえた方が嬉しいから」
咲の作る料理はとてもおいしい。
多様な日本食、その質の高さにはかねてから舌鼓を打ってきたが、その中でも咲の料理をネリーは一際気に入っていた。
話しているうちに部室にも着き、ネリーと咲は寄り添って入っていく。
ダヴァン「来ましたね。今日もネリーと一緒でシタか」
ハオ「ネリーが教室まで迎えにいっているそうですよ」
ダヴァン「なるほど。ネリーに先んじて向かえバよかったんでスか」
明華「おや。私もいってみたいですね」
咲「変な噂が立ちそうなのでやめてください……」
ネリー「サキに迷惑かけるのはゆるさないよ!」
会話もそこそこに雀卓に向かう。
ネリーと咲の他に日本人の部員二人が同席し、卓を囲む。
その日、ネリーと咲は思う存分麻雀を打って過ごした。
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