過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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737: ◆JzBFpWM762[sage]
2015/10/18(日) 10:32:54.01 ID:8RJmuE7To
>>725

ダヴァン「出てしまっていいんでショウカ」

ハオ「どうする? 出る?」

智葉「うーん」

ダヴァン「もしかしたら急用かもしれマセン! 出てミマス!」

智葉「あっ」

ダヴァン「ポチッとな!」

 智葉が制止するよりも早くダヴァンはボタンを押していた。そして滑らかな動作で端末を耳に当て、

いちご『……あっ! もしもし、宮永さんの携帯で合っとるかのう?』

ダヴァン「……」

いちご『あれ……もしもし、もしもーし! 聞こえ』

ダヴァン「Do you pray to “MUGEN” of the ramen?」

いちご『え゛』

 ダヴァンは通話を切った。

ダヴァン「……フウ、危なかッタ」

ハオ「いやアウトだから。宗教の勧誘みたくなってたよ」

智葉「おい、咲が変な人みたいに思われたらどうする」

ネリー「何してんだこのラーメンマン!」

ダヴァン「ハッハッハッ、いけマセンネリー、私は女ですからウーマンでスヨ。英語は正しく使わなけレバ!」

 この瞬間、Megan Davinの命運が決まった。

ダヴァン「」

智葉「焦ったのはわかるがふざけすぎだ」

 折檻され、ダヴァンがその場に倒れている。一連の馬鹿げたやりとりですっかり雰囲気が変わってしまった。

 だが、妙な空気が漂う練習室に再び電子音が鳴り響く。

智葉「……またかかってきたぞ」

ハオ「どうしましょうか」

ネリー「……」

衣「次は誰がとるんだっ?」

ハオ「いやそういう遊びじゃないんですよ」

 電子音を垂れ流す携帯端末が緊迫した練習室で存在感を示し続けていた。




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