過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/03/16(月) 19:12:46.06 ID:L6O7NDCGO




 滞りなく電車が臨海女子の学舎付近までダヴァンと咲を運んでくれ、学年の違うダヴァンとは校舎で分かれる。

咲「ふう、朝から大変だよ」

 真新しく見える教室に到着し一息つく。迷子癖が発揮されず助かった。仮にしていたら初日から遅刻だ。
 それにしても、早朝のひと悶着に始まり、朝から濃密な時間を過ごしている気がしてならない。

担任「みんなー席につけ。出席をとるぞ」

 一日は、まだまだ始まったばかりだ。




 昼過ぎ。
 初登校とあって早めに切り上がった就業はいまや放課後。
 校舎の至るところから生徒を吐き出して活気に包まれている。
 人ごみが元来苦手な咲だが、今日は日が日だけに足早に麻雀部へと向かっていた。

 道中、マントマ○オよろしく、日傘を差した女の子がぷかぷかと空に浮かんで麻雀部に向かうのを目撃したが、咲は無視した。
 疲れで幻覚をみているのだと言い聞かせる。

 そんなものはどうでもよかった。

 咲は一度目を閉じ、深く息を吸う。
 朝から続くごたごたで生じた雑念がすうっと消えていく。
 東京での新生活、学校生活、エトセトラ。
 全ては枝葉末節。咲にとって重要なものは、そんな座興の中にない。
 麻雀。それだけが目的であり、望みであり、かけがえのないもの。
 それ以外のものなんて幾らでも代えが効く。
 麻雀以外いらない。
 それが、偽りのない咲の本心だった。

 小動物然とした普段の雰囲気が消え去る。
 鳴動。
 瞳の中に灯る冷やかな火が、臨海女子麻雀部の部室棟を稲光のごとく打ち据えた。





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