20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 16:09:48.68 ID:a6FqSu2M0
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P「ん……ここは……」
P(見知らぬ天井だった)
P(そう。常日頃、俺が目覚めるにあたって嫌でも目にする古びたシミだらけの天井は影もなく、)
P(そこには真新しくも白い天井が広がっているばかりだった)
P(おや……)
P(肌触りのいいふわふわで上質な布団だ)
P(これも、なじみのあるぺちゃんこで黄ばんだ布団ではなかった)
P(そして)
P(時間の経過により、記憶にかかっていた深い霧が徐々に晴れていくにしたがって―――)
P(俺はなにがしかの耐え難い引力によって。首を。横に向けた)
あずさ「……すぅ……」
P(けれども、嗚呼……一糸まとわぬ彼女の穏やかな寝顔を目撃した俺はすべてを思い出し、)
P(自らが為すべき行動を、冷静に導き出したのだった)
P(体温計を温めよう)
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