過去ログ - 幼女「おじいちゃん。なんの……用?」妖精長「なに、ちょっとした頼みごとじゃ」
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名無しNIPPER
2015/08/09(日) 18:56:15.23 ID:5iwJ/bvX0
参謀「日記?」 使用人「はいー」
――予告編――
参謀「僕の書斎にこれが?」
使用人「はいー、本棚の裏に挟まってたですよ」
参謀「名前は……僕の名前だね」
使用人「ええ、ですから当主様にお渡ししたわけです」
参謀「………」
使用人「あ、中は見てないですよ? 神に誓って!」
使用人「神に誓って!!」
参謀「なんで二回も言ったの?」
使用人「なんだったら悪魔にも誓いましょうか?」
参謀「いや、別にそこまではしなくていいのだけども……」
この世界はどうしようもなく、間違っている。
美少女「ニシシ! 引っかかった引っかかった!!」
なんとなくだけどいつもそう思ってきた。誰にも言わなかったけどそう思っていた。だけど『君』に出会って確信したんだ。この世界は間違ってるって
使用人「……待ってますからね」
使用人「ずーっとずーっと……待ってますから」
だから僕はここに記録しておこうと思う。この事実を忘れないために。
騎士団長「魔族は全て駆逐する! 一匹たりとも例外はない!!」
少年「父上! やめてください!! これ以上は!!」
騎士団長「黙れ! 魔族は悪だ! 悪は必ず滅びなければならない!!」
少年「違う! 彼らは違う!!」
僕が歩く道を間違えないために
魔族将軍「私を甘く見るな人間よ!! 今の私を焼くにはこの程度の炎など……ぬるすぎる!!」
そして、僕と君がいつかまた心の底から笑い合えるように
副官「私はあなたのことを本当に……」
僕は残していく。今の僕にはこれくらいのことしかできないと思うから。
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